■ キャブレターの分解・洗浄 ■



注意

ガソリンは引火すると爆発的に燃焼します。
作業を行う場合は火気厳禁です。




キャブレターを分解・清掃していきます。



のはずでしたが、キャブレター本体にある刻印を見てビックリ!!

「TA21A」と書いてあるではないですか!!



「TA21A」の刻印があるキャブレターは、いわゆる89年式のモデル。

エンジンの型式は一緒ですが、なぜMC21にMC18のキャブレターが!?

ここで急遽、本来MC21に付いているはずの「TA22」のキャブをヤフオクで捜す事になりました・・・

なんか気分がスッキリしないので・・・



探してみると案外安く売られています。

相場的に4000円位で購入できますよ。

そこで購入したのが「TA22B」のキャブです。





ここで一つ予備知識を。

MC21には「TA22A」と「TA22B」の2種類が存在します。

「A」は90年式のモデル。

「B」は 91・92・93年式のモデル。

となっています。

特には湿式・乾式は関係ないようです。



自分の車両はフレームナンバーからだとおそらく「TA22A」なんでしょうけども、

エンジンに番号の刻印がなく、エンジンがどの年式か分かりません。

詳しく調べて見ましたが、ジェットニードルとエアスクリューの戻しが違う程度です。

そんな訳で「TA22B」にしてみました。
(本音を言うとヤフオクには「TA22B」しか出回ってなかったんです・・・)



届いて現物を確認すると、まぁこんなもんかという状態。

不満を上げるとするならば、キャブレターの内部にバリが多かった事でしょうか。

とりあえずこれは、1000番以上の紙やすりで軽く整えてピカールで仕上げてみました。


夢中になって作業してたら鏡面仕上げになってしまいました・・・

まぁいっか・・・


そして本体を全て分解しました。



案外内部は綺麗で、キャブクリーナに漬け置きしなくてもよさそうだったので、

パーツクリーナで洗浄してキャブレターの通路が塞がれていないのを確認しました。



今回このキャブレターにはガスケットのみ新品にして他は再利用しました。

本当はジェットニードルとニードルジェット位は替えてもいいかなと考えましたが、

そのうちキャブセッティングのキットを買うつもりなので、今回は見合わせました。

で、ばらした通りに元に戻して完成。



その後、スロットルバルブにある刻印を左右合わせます。



一回合わせても何回かスロットルバルブを開閉してみましょう。

たまにズレたりするので確認します。

その後、車体側のインシュレータに取り付けて、

オイルポンプのマークと先程のスロットルバルブのマークを合わせます。

最終的に、ワイヤー類やオイルホースを確実に取り付けて下さい。



オイルホースは、付ける前にオイル指しでホース内にオイルを満たしてから取り付けましょう。

そしてエアクリーナとタンクを取り付けエンジンを始動させ、

しばらくアイドリング状態でオイルポンプを指で全開にします。

マニュアルだと10分間もこの状態をキープするようですが、

先にホース内にオイルを入れたので、個人的には1分位で十分だと思いますが、

そこはご自分の判断にお任せします。


最後に水温が安定してきたらアイドリングを調整して終了です。




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