■ リードバルブの点検・交換 ■


リードバルブを確認します。

まず、リードバルブに辿り着くにはキャブレター等を外す必要があります。

・タンク
・エアクリーナボックス
・キャブレター
・インシュレータ


と、4箇所外す必要があるので、外すのに慣れてから作業するのをお勧めします。



タンクとエアクリーナボックスを外します。

燃料系統を触りますので、タバコなどの火気は厳禁です。
ガソリンは灯油等と違い爆発的に発火しますので、細心の注意が必要です。


そして引き続いて、キャブとインシュレータを外します。



写真をとり忘れましたが、リードバルブも取りました。

この状態だと、クランクが丸見えであり、ゴミ等が入ると焼きつきの原因になるのでウエスを詰めておきます。



外したインシュレータとインテークレクチ・リードバルブです。

本体を外から眺めただけでは確認しきれないので、リードバルブを完全に分解します。

マニュアルだと分解は禁止になっていますが、これは組み付け時に不具合があると一発廃車になるからでしょう。

ここは慎重に作業しましょう。





分解しました。

スクリューが非常になめやすいので、#2番のプラスドライバーを使用しましょう。



切りかきがあるので忘れないようにしましょう。

プラスチックの部品は横から見ると、微妙に反っているので気をつけてください。

簡単に言うと    の形をしているので   ←側を本体側に向けます。

これを逆に組み付けると、1次圧縮が抜けたり燃料が吹き返したり、パワーが思い切りダウンします。

テーブルの上に置くと分かりやすいでしょう。

もし点検して、あまり反ってないなら交換です。

パーツリストにはプラスチックの羽のみは書かれていませんが、

エムズでは取り扱っているので、部品番号を聞くのも手でしょう。



あとは本体側の確認をします。



黒い部分はゴムなので、ひび割れていないか確認します。

自分のを見ると、写真のようにヒビが入ってました・・・
(かなり見づらい写真ですいません)

こうなると本体一式の交換となります。
(もし確認してOKなら元に戻しますが、羽の向きとスクリューにネジロックの塗布するよう気をつけます。)



という事で、一式での交換となり部品を注文。



セットでインテークレクチファイヤも付いてきます。

一応新品でも、確認したいのが



レクチファイヤ部分にバリがあります。

製造過程上しょうがないので、カッターで除去しましょう。



あとは、リードバルブのプラスチック部を少し持ち上げて、異物が噛み込んでいないか確認します。



内側から見ると、先端に使用しているゴムがふちに付いています。

除去しようと思ったのですが、あまりにも硬く

これ以上力を入れると傷つきそうだったので、ここは諦めました・・・


この辺りが確認する項目でしょうか。

そうしたら、車体に取り付けます。



特に上下とかは決まっていないので乗せるだけです。

あとは、、外した部品を元通り組み付けて終了です。




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