■ ラジエーターファン製作 ■




まずこの企画ですが、NSRのラジエーターは真夏になると水温が90℃近くにもなります。

真夏ではなくても、サーキット走行するにあたりビッグラジエーター交換は必須だったりします。

私自身サーキット走行がメインですが、同じように純正のラジエーターでは役不足です。

仮にラジエーターを交換するとなると、軽く10万円は超えるでしょう。


そこで、ラジエーターにファンをつけたらどうだろうと言うことです。

しかし、サーキット走行でラジエーターファンを使うのは邪道かも知れません。
(むしろ安全面を考えてでしょうが)

ただサーキット走行と言っても、筑波や茂木のような大きいコースではなくミニバイクコースが私の舞台。

狭い場所を全開にするので、ラジエーターに走行風がなかなか当たらないんですよ。

同じようにジムカーナでNSR250Rを使っている人も同じ悩みを抱えているようです。



それで、以前ですが他のサイトでラジエーターファンを自作している方がいました。

それを見よう見真似で製作してみることに。



まず、ラジエーターファンですが、一昔前に「Jha」さんから出ていましたよね。

今は変わって「RISE・ON」さんから同じのが出てます。

しかしながら値段が3万以上するので、買うには少し躊躇します・・・

自分で作るにしても、これ以上の金額にはいかないように仕上げたいですね。



まず材料です。



こちらのラジエーターとファンのセットをヤフーオークションで購入しました。

車種はFORZAのMF08型で、値段が3000円位で落札できました。


使用したいのはファン類なので、ラジエーター本体はいりません。



中央のファンモーターですが、こちらは「Jha」さんも全く同じ物を使用しているようです。

ただファン自体は「Jha」さんよりも若干小さいです。

もし、全く同じにするならCBR600RR用となります。

ファンCOMPクーリング
19020-MEE-003 2630円


価格は少し上がっているかも知れませんが、完璧さを求めるなら購入してください。


ちなみにですが、FORZA用ファンモータも新品で買うならば、こちらです。

ファンモーター(正式な部品名称ではないです)
19030-KSV-J01 12100円


こちらも価格は少し上がっているかもしれません。

最近のMAJESTYやSKYWAVEも同じタイプのようなので、そちらをさがすのもありかも。



そして配線する為に必要なコネクタ。



右の110型2極のものを使います。

最初はデイトナしか扱っていないかと思いきや、近所のオートバックスにエーモン製で半額で売っているのを見つけ後悔・・・



このように配線を作ります。

つまりコネクターの途中にかませて、電源を取っちゃうわけです。

写真は2本取り出していますけど、1本で十分です。


そしてそのコネクターはオイルポンプのソレノイド間のコネクターに繋ぎます。



写真のコネクターです。

110型のコネクターは一つしかないので、間違うことは無いはずです。

ただ注意しなくてはいけないのが、2本の配線は+と-ではないことです。

黒い配線が12Vの+でして、もう一つのピンクはPGMからの信号です。

なので間違って配線を間違えるとPGMを壊しますので、くれぐれもご注意を。



あとはファンの制御をするスイッチです。



こちらもデイトナ製でして、Jhaさんでも同じのを使ってます。

ただ値段が3000円近くと、スイッチとは思えないほど高いです・・・

他のメーカーで安くて良い物がないか調べたものの、このスイッチが一番でした。

値段の高さだけがネックですね。



最後に肝心のラジエーターファンのステーです。



これはもう一言、「2度と作りたくない」につきます!!

このステーを作るだけでかなりの時間を要しましたね。
(1ヶ月以上でしょうか)

寸法も、写真を見よう見真似で作りつつ、実車で合わせて少しずつ製作。

本当にここまで苦労したのは初めてです。


一応書いておきますと、材質はステンレスで厚みが1.5mm。

ファンを固定する丸の箇所はそれほどでもなかったのですが、そこにつくステーが難しい。

ここで妥協するとラジエーターとファンが干渉するので、些細な寸法ミスも許されません。


こんなにも苦労するなら最初からファンのキットを買うのもありだとは思います。

ただ、作り上げるにはかなりの気合いが必要です。



そして完成。




部品点数的にはそれほどありませんでしたが、涙無しには語れないほど苦労したパーツです!!

値段的には7000円少々で済みました。
(スイッチはバイク屋のポイントで買ったので実際は4000円位です。)





車体側はこのような状態です。

ラジエーターとファンの隙間が1cm位が良いと思います。

放れすぎても意味が無いですし、近くてもフィンを潰します。


それと私はラジエーターのサブタンクがありませんが、ステーの上からタンクを止めればOKです。

ただ、サブタンクのホースがファンに干渉する恐れがあるので、その辺りの対処もお忘れなく。




このスイッチを入れればファンは回ります。



その後ミニサーキットで走行しましたが、なんと不覚にもスイッチを入れ忘れていました。(大失態)

なので、効果の程はまた改めてご紹介したいと思っています。





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