■ i-FACTORY製ステンレスチャンバー ■
ついにと言うか発売当初から気になり、ようやく購入できました。
部品についてはこちらもi-FACTORYさんの商品です。
早速ですが、チャンバーを購入すると以下のものが付属します。
まず本体。
サイレンサーやフランジボルトなど。
ナットの下にあるのはチャンバーがカウルに当たるので、カウルをオフセットさせるためのステーです。
あとは膨大なステッカーと、説明書です。
そして各部を確認します。
フランジは「Jha」や「HARC PRO」等のタイプです。
シリンダとフランジ間には純正のガスケットを再使用します。
サイレンサーは殆どスポット溶接を行っています。
唯一リベット止めはチャンバー本体側のみです。
そしてサイレンサー内部は出口まで一直線です。
公道での使用は禁止と書いてはいませんが、なるべく使用は控えたほうが良いかも知れません。
あと、説明書に記載はなかったのですが、左側のチャンバー本体に固定する穴が2つあります。
i-FACTORYさんに問い合わせると、最近仕様を変更したらしく下の穴で固定してくださいとのことです。
ちなみに純正チャンバーとの重さを比較すると、
純正チャンバー | ステンチャンバー | |
左側本体 | 4.0kg | 1.5kg |
右側本体 | 4.0kg | 1.4kg |
サイレンサー(1つ) | 1.2kg | 0.5kg |
合計 | 10.4kg | 3.9kg |
ご覧のような結果となり、ステンチャンバーを取り付けると約6kgの軽量化になります。
車体に付けた状態はこちらです。
一応ですが、このチャンバーはバックステップが装着されていないと取り付けできません。
まず、車体に装着するにあたっての注意は、どのチャンバーでも同じだとは思いますが、ラジエーターとの干渉です。
ご覧のように、チャンバー本体と接触寸前でして、既存のラジエーターステーは使えません。
他のサイトを参考にすると、大抵の人はそのまま宙吊りにしているようです。
確かに新しくステーを作っても、このクリアランスでは取り付けが難しいと思います。
かといって、このままにするとどちらかが削れてしまうのは明白なので、
一番当たりやすい写真中央にある棒状の箇所にスポンジテープを張って対処しました。
あとはカウルとの干渉でしょうか。
まず左側はカウルとギリギリ・・・
ほぼ接触寸前ですね。
純正カウルのような樹脂系のカウルには、耐熱テープとかを張っていないと直ぐに溶けて歪みますね。
そして右側。
付属のステーを使えば終了するはずが、全然合いませんでした。
カウルやカウルステーが歪んでいるのかも知れませんが、写真のようにしてやっと干渉を防げる感じでした。
サーキットの現地で調整したので、適当さ全開です。
これだけ張り出しても本体とはギリギリ。
う〜む、どこかが歪んでいるのでしょうか?
このままだと結構な量を削らないとフィットしません・・・
後日色々修正したいと思います。
その後実際走行して様子をみると、高回転型のチャンバーだと分かります。
ノーマルは8000回転からパワーバンドなのに対して、当チャンバーはそれより上の回転域に入ると一気に加速します。
純正と同じ間隔でいきなりアクセルを全開にすると、いきなりフロントが上がるので注意してください。
思ったのは、強化クラッチにしないとクラッチが持たないぐらいパワーが出てます。
それと、アイドリング時に思ったのは、スチールチャンバーは「キンキン」とチャンバーの反響音がしますが、
ステンレスのチャンバーだと殆ど聞こえませんでした。
いかにもチャンバー交換したって雰囲気が出ないのは残念でしたが、材質の関係上仕方が無いのでしょう
試走を終えてチャンバーを確認すると、排気漏れを起こしていました。
フロントバンクの下から。
リアバンク下から。
新品のガスケット+液体ガスケットを薄く塗布したのにもかかわらず排気漏れとは・・・
排気が漏れると言うことは、チャンバーの性能を100%発揮できないのは明白です。
取り付ける際はしっかりと液体ガスケットを塗布しましょう。
そしてプラグの焼けも確認してみました。
エアクリーナが装着しているならノーセッティングとのことですが、
サーキット走行で、大体40分走行し終えた後の状態です。
左側がフロントバンクで、右がリアバンクです。
自分の仕様を書きますと、
キャブセッティングノーマル |
エアクリーナ装着 |
プラグ10番 |
混合給油 30:1 |
の状態ですので、混合給油以外はほぼノーマル状態でご覧の焼けでした。
この焼けだと、もう少しジェットを薄くする位がいいかもしれませんが、あまりリスクを背負いたくないのでこのまま行きます。
よくチャンバーを交換したらジェットを大きくする人がいますが、全てにおいて正しいとは言いません。
他にも街頭のみの走行でフィルターを無くしたり、直キャブにする方もいますが、これで十分すぎるほどパワーが出てますし、
変にセッティングに対して気を使わなくていいので楽ですよ。
少しでもご参考になれば幸いです。
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