■ パワーチェック  ■




今回もタイトルの通りですが、パワーチェックを行ってきました。

今までこういったのは敬遠していたのですが、色々タイミングよく重なったので実行となった訳です。



チェックを行ったのはナップスの三鷹東八店です。



自宅周辺にはライコランドばかりなので、ナップスは初です。



今回行った内容はフルコースというもので、

4速固定でアイドリング付近からレッドゾーン手前まで加速するものと、

2速で途中まで加速して、スロットルを全閉にした直後にまた全開にするものと、

2速から6速まで一気に加速して見るという計3種類です。



いざ始まると凄い迫力!!



しっかり固定していないと、どこかにすっ飛んでいきそうです。



しかしここでアクシデントが!!

4速固定で全開加速したら突然のエンジンストップ。

お店の人が一生懸命キックするもエンジンがかからず…

お店の人に呼ばれて確認するも全然エンジンが始動しなくなってしまいました…

正直エンジンが壊れたと考えましたが少しおかしい。

いつも町中だけで使っているならまだしも、普段からサーキットで高回転を使用 しているのにいきなり止まるなんて考えにくいです。

お店の方がガスが薄い気がすると言ってたので、まさかとは思いつつガソリンタ ンクを覗くと空でした…

パワーチェック中にガス欠とは前代未聞ですよ。

店員さんに何回も「いやいや大丈 夫ですよ」とフォローされましたが、恥ずかしい限りで店員さんに何度もお詫びしました。



その後は順調に進み無事に終了。

結果は最高で後輪軸出力55.1馬力という記録を出せました。

マシンの状態はリミッター解除と混合給油仕様(ヤマハスーパーRSで30:1)で、あとはフルノーマルです。

ピストンやクランクは去年交換し、サーキット走行を10時間程度行っています。


以下が詳細なグラフです。




こちらは4速固定でのグラフ。

52.2ps/3.5kg-mです。





こちらは2速固定でパーシャルで走行し、パワーバンド手前でアクセルオフにした直後全開にした結果です。

こちらは町中を想定したテストだそうです。

で、この時は最高48.1psとちょっとおとなしめ・・・





こちらは2〜6速までの加速と、上記2枚を重ねたグラフです。

この時が最高出力を出し、55.1psでした。


ちなみにこのグラフを見るとガスが濃かったり薄かったりとまばらであり、店員さんも不思議だと言ってました。



さらに店員さん曰く、NSRのノーマルだとかなり良い結果だそうです。

大抵のNSR250Rは40馬力がいいとこらしく、50馬力を超える人はあまり居ないようです。



ですがいい結果ばかりではありません。

パワーチェックをしている最中に店員さんが気づいたのがクラッチの滑り。

大騒ぎするほどの物ではないようですが、レブ近くになると排気音だけが先行しパワーが付いてこないそうです。

これはNSRの純正クラッチが弱いせいらしく、こまめなクラッチ&スプリング交換が必要らしいです。

それがしっかりしていればもう少し馬力も上がったとか。


そう考えるとピストンも長く使用しているので、こちらも交換すればノーマルで60馬力近くまで行けそうですね。




一度マシンのパワーチェックをしてみると、色々分かることも出てくるので一度はいかがでしょうか?





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