■ バッテリー交換  ■




ふと、何気なくバッテリーの電圧を調べてみました。

キーがOFFの状態では問題なかったのですが、キーをONにすると



目に見えて電圧が減っていきました。

エンジンも始動していませんし、ヘッドライトも点いていません。

目に見えて電力を使用しているのはニュートラルランプのみ。

通常時を知っていないのもありますが、なんとなく気分が悪くなりました。



考えてみれば、NSRを購入してから1年は経過していますし、

バッテリーを見るも結構古くさい。



普通は2年に1回変えるのがベターなんです。

しかし、それを怠るとバッテリーの電気を蓄える力が次第に衰えてしまいます。

セルスタータが付いているバイクなら、バッテリーが寿命を迎えるのも分かりやすいですが、

このNSRに関してはキックスタータで始動します。

なので、バッテリーが弱くても始動できてしまうのが難しいところ。

さらに極端な話、バイクはバッテリーの電気がなくても始動はします。

ですが、電気を蓄える力が衰えるとECU(NSRで言うPGM)に安定した電気が送れなくなり、

その弊害として、各ユニットが正常に機能しないばかりか、最悪ECUを破壊します。

そうならない為にもバッテリーは定期的に変える物なのです。



で、普通バッテリーは購入しようとすると1万円近くするのが現実。

ですが、ネットのオークションなどでは新品が2千円で買える時代です。

ですが、その商品も良く見ると海外の無名メーカーであったり、

日本の企業の名前が付いた物でも、実はアジアの各国(中国等)で作られているのが大半です。

そういった理由で安いのですが、バッテリーの性能も値段相応でしょう。



なので、私はホンダの正規品を購入しました。



古河製で、電解液とセットになっています。

当然このままでは使用できないので、バッテリーに電解液を注入します。





このように上から刺して注入するのですが、取り扱いには十分注意しましょう。

中身の液体は希硫酸で劇薬です。

服に付くと簡単に穴が開きますし、眼に入れば直ぐ失明します。

肌に触れると焼けるような熱さになるので、十分注意してください。



で、液を入れて直ぐに中身はなくなりますが、このまましばらく放置します。



入ったからと言って直ぐに蓋のはNGです。

自分の今までの経験で、直ぐに蓋をするとバッテリーの寿命が極端に落ちます。

確か2ヶ月も持たなかったと思います。

なので、液が全て入ってもこのままの状態で30分は放置しましょう。



しばらく放置した後に蓋をします。



蓋をする際も、中身の電解液が垂れないよう注意してください。



本来はこの後充電をするのですが、テスターを繋いで見ると。





すでに12.7v近くあったりします。

本当はよろしくないのですが、私はこのまま使用します。

ですが、それはあくまでNSRに限っての話です。

セルモータで始動する車両や、最近の電子制御化されたバイクに対してはしっかり充電しましょう。

キックスタータであり、機構が単純なNSRだからこそそのまま使用します。

真似をされる際は自己責任でお願いします。



さぁ、これで気分はスッキリとバイクに乗れますね!!





■追記■

やはり新しいバッテリーでキーをONにしても電圧は下がりませんでした。

なので、ただキーをONにしても(無負荷状態で)電圧が下がるなら寿命と言うことですね。





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