■ メカニカルシール交換 取り付け編  ■




取り外し編よりの続きです。

ワッシャーが無いことに気づき、ホームセンターに行き購入。



2枚で14円です。

ピッタリのは存在しないので、多少加工を行います。

ですが、間違ってステンレス製を購入してしまいました。

ケースはアルミ製で、ワッシャーはステン。

この組み合わせに水分が合わさると、電池と同じような状態になってしまい腐食が発生してしまいます。

まだ取り付ける前でよかったと思います。



なので、改めて違うワッシャーを購入。



こちらは2枚で7円です。

このワッシャーをドリルやグラインダーを使い加工をし、既存のワッシャーと同じサイズに仕上げました。



多少汚い部分はありますが、そこはご愛嬌ということで(^^;)



部品も全て揃ったので、作業を進めていきます。



こちらがメカニカルシールです。

新しいのと古いのを比較してみましたが、微妙に古い方のゴムが劣化しているようです。



横の青いのはシールのようなものだと思います。



いきなりですが、取り付け完了です。

写真を忘れたのですが、メカニカルシールの下にオイルシールが入るので忘れないようにして下さい。

メカニカルシールを打ち込む際に気を付ける事は、一気に入れようとせずにゆっくり様子を見ながら入れましょう。

叩かれる部分の金属の肉厚が薄いので、強く叩いても曲がってしまいます。

値段も高額な部品なので、焦らずゆっくり作業しましょう。



そのあとは、裏側のベアリングを打ち込みます。



汚れはしっかり除去しておきましょう。



こちらも均等に打ち込みます。

取り付けたらベアリングにギアオイルをなじませておきます。



これで、メカニカルシール関連の作業は終了です。

ですが、せっかくケースを開けたのでギアオイルのフィルターも掃除しておきましょう。

ちなみに前回も掃除しましたが、一応確認ということで。



ここの場所に隠れています。



はずすとフィルターが出てきます。



あまりゴミの付着はありませんね。

ひどいと一面ゴミだらけになりますよ。



ちなみに、向きが決まっていますので気をつけましょう。



ケース側は作業が終了したので、エンジン側に取り付けてます。



先にギアを差し込んでおきましょう。



この状態が一番作業し易いと思います。

ケース側に先に付けてしまうと、ワッシャーを落とす可能性がありますので、その予防です。



そうしたらガスケットを取り付けます。



そしてケースも取り付けます。

もし抵抗があれば無理に押し込まず、もう一度開けて確認しましょう。

普通はつっかえる事はなく、すんなり入ります。




その後ポンプを取り付けます。

ココもワッシャーを忘れずに入れておきましょう。



あとはポンプを締め付け完了。



蓋をします。

その後はクラッチ関連を組みなおしていきます。



この作業は慣れたものです。



ここも何回組み付けたか・・・



ということで、無事完了です。

正直、もうしばらくはケースを開けたくないです(^^;)

というか、これで車体は一通り整備したのでトラブルは無いと思いますが、

そのうちオイルポンプのシールが抜けるのは避けられないでしょう。

でも、年代物のバイクは仕方が無いですね。



さぁ、これで気持ちよく走行できますね!!




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