リミッター解除について


ここではリミッターについて記述していますが、全て自己責任でお願いします。
何らかの不具合が発生しても当方で責任は追いかねません。




少し深くNSRのリミッターについて考えてみました。

とは言っても大半がネットでの寄せ集めて、

自分の考察を踏まえて紹介します。



まずMC21のリミッターは9000回転を超えると点火が制限され、

45PS以上出力ができないようになっています。


人によってはRCバルブの開閉とか、PGMのリミッター専用プログラムとか言いますが、

マニュアルのマップを見ると点火タイミングが思いきり制限されているのがわかります。



1〜6速の全てが9000回転程度から制限されてますね。



結局何が言いたいのかと言うと、

パワーバンドの始まりが7500回転位からなのに、9000回転でリミッターが効いてしまい、

おいしい有効範囲が限りなく狭いです。

街中をゆっくり乗るだけであれば特に支障はないでしょうが、

サーキット等を走行するには物足りないでしょう。

というか、サーキットでは使い物になりません。



そんな訳で、本来60PS前後あるのを45PSに規制する為に、

このようなリミッターが存在します。

でわ、安易にリミッターを解除すればそれで良いかと言うと、

そういう訳でわありません。

リミッターを解除することにより、

PGMのマップが変更され、

更にはオイルポンプ のソレノイドがOFFになります。


豆知識
ソレノイドはある回転数に達するまではON状態で、
それにより低回転時のオイルが濃い状態を改善してくれます。
ようは低回転時はオイルを絞っているわけです。
よってリミッターを解除する事により、
低回転時にソレノイドが働かなくなり、
オイルが濃くなってプラグが被りやすくなります。


と、以上のようになります。

サーキットを走行するのであれば問題ないでしょうが、

低回転を多用する公道では不向きな状態となりますね。


では、高回転を使用するサーキットのような状況では問題がないかと思いきや、

今の状態とは反してオイルの供給量が不足するという問題が出てくるんです!

つまりオイルポンプの供給できる範囲を超えてしまう訳です。

なので、ガソリンに少しオイルを混ぜてあげなくてはいけなくなり、

結果、低回転時にさらにオイルが濃くなります。

なので、何も知らずにリミッターを解除してしまうと、

今までの説明したリスクが生じます!



公道とサーキットで使い分るのが最適だと思います。



ここまで理解頂けたでしょうか!?



最後にリミッターカットのユニットの選択ですが、

市販されているもので充分でしょう。

唯一、HRC製だけはコネクターの形が違うので、

HRC製のメインハーネスとセットで交換するか、

コネクターを作り直す必要があります。


他には無鉛対応PGMというサーキット専用のPGMが存在しますが、

デトネ―ション対策で、6速12000回転以降はRCバルブが開いたままになり、

これ以上回転しないそうです。



と、これらのユニットを使ってもいいのですが、

結局どれも(無鉛対応PGMを除く)ある一つ配線に常時12Vの配線を繋げているだけです。

なので、私は配線を加工してリミッターを解除します。

重要な箇所だけに半田づけをして、確実に取り付けを行います。





いざエンジンを始動させると、排気音が違ってます。

少し音が大きくなってますね。

表現するなら、

ノーマル「ポンポンポン」

リミッター解除「ボンボンボン」

って、わかり辛いですねw



あと、フロントが浮きまくるとか言ってますが自分は浮きませんでした。

エンジンは完璧なはずなのに、何ででしょう?

チャンバーがノーマルだからなのか、それとも只の都市伝説なんでしょうか。

機会があればパワーチェックに出して検証してみます。



あと、メーターにテープを貼ってみました。



パワーバンドの始まりと終わりを分かるように仕上げてみました。

結構、サーキットでは重宝しますよ。





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