■ RCバルブ調整 ■
RCバルブを調整していきます。
調整方法しては大きく分けて2種類あり、
マニュアル方式とエムズ方式です。
エムズ方式とは、パーツランドM’sというお店のオリジナルの調整方法です。
まずマニュアル方式ですが、
キャブレターにあるスロットルセンサーのコネクターを外します。
その後キーをONにするとRCバルブのサーボモーターがHiの位置にきます。
その状態でRCバルブの突起の先端とシリンダ側の位置を合わせます。
マニュアル方式はこれで終了ですが、
実はこれでは完全にHiの位置で調整しきれていないのです。
それを補った調整方法がもう一つのエムズ方式です。
調整方法ですがエンジンを始動させ、
最初の1回だけ2000回転付近に回転数を合わせると
RCバルブのサーボモーターがHiの位置にきます。
このHiの位置は先程のマニュアル方式よりもさらにHiの位置にきます。
この位置で調整するのですが、
先程のようにマークを合わせる訳ではなく、
チャンバーを外して直接RCバルブに触れて調整します。
要は今のHiの位置でシリンダのポートとRCバルブの高さを同じ位置にしてあげるわけです。
ここで注意したいのが、
走行距離が多い車両はRCバルブを分解洗浄してから調整してください。
かなりカーボンが蓄積しているはずなので、
この状態で調整するとRCバルブの動きをカーボンが邪魔をして動かなくなってしまい、
最悪PGMを壊してしまいます。
話しを戻しますが、RCバルブには個体差があるので、
左右同じ位置で調整するのは厳しいと思われます。
私の場合ですが、
調整したあとにマニュアル方式とどの程度ズレがあるのか確認したのですが、
片方のシリンダはマニュアル方式で調整する位置と同じでした。
作業する際はクランクを絶対に回転させないように細心の注意を払って作 業を行ってください!!
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