■ シリンダーナット用SPCLツール作成 ■
NSRのシリンダーのナットで、
RCバルブの下のナットは普通のツールでは入りません。
取るだけであればスパナを使えば取れますが、
取り付ける際はスパナでトルクを正確にかけるのは不可能です。
他のNSRオーナーはどのように作業をしているか気になり、
NSRのホームページを探しましたかほとんど掲載されていませんでした。
唯一あったのが、「i-FACTORY」製のツールで作業したようです。
しかし自分もこのツールの購入を考えましたが、
たかがこれだけの為に5千円近くも払うのには躊躇します。
後は、スパナをトルクレンチに取り付けられるツールもありますが、
車体に搭載された状態ではほぼ不可能でしょう。
という訳で、実験的に自分でツールを作る事にしました。
コンセプトはいかに安く出来るかです!
手始めに構想を練ります。
初めはスパナを小さく作りトルクレンチに付けようとも思いましたが、
レンチが意外と高い!後は上記の理由で中止!
次に考えたのが、ソケットを削ってしまう作戦です。
大きさは12mmで差し込み口 が6.35mmを使用します。
ホームセンターを覗くと400円程度で購入出来るはずです。
・・・ですが、
悲しい事に帰りがけに100円均一のダイソーに行ったらソケットのセットが売っていましたよ・・・
そんな訳でこちらも購入。
エクステンションバーもあったので、こちらも一応購入。
最初の買わなきゃよかったな・・・
大体ソケットを輪切りの絵に表すとこんな感じ。
絵のように赤字の箇所を削ってしまいます。
紙やすりではすぐにめがつまるので、平らな金やすりを使用した方が効率が良いです。
削るとこのようになります。
しかしこの状態ではまだ完成ではありません。
上側の角を削る事によって完成です。
ここで削り過ぎると肉厚が薄くなるので注意しましょう。
これが完成品です。
一度試しに作業したら差し込み口が変形しました・・・
やはり強度が弱かったですかね。
シリンダと合わせながら削ればよかったと思いました。
もし溶接ができる環境であれば、
一緒に購入したエクステンションを溶接すれば 強度は問題無いはずです。
それでは、作業にかかります。
このように上手くソケットが入ります。
そして、トルクレンチで締め付け。
という事で参考になりましたでしょうか?
金やすりを購入してもトータル300円で済むはずです。
私は削りすぎて失敗してしまいましたが、
興味のあるかたは是非チャレンジしてみて下さい。
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