■ ウエストポイント モトクロスごっこ参加 ■
いきなりですが、初めてモトクロスに触れてきました。
今までオンロードばかりだったので、新たなジャンルの開拓と操作スキルの向上の為にと思いました。
訪れたのは埼玉にあるウエストポイント。
いつも行ってる桶川スポーツランドのすぐ近くです。
で、いきなりオフロード超初心者がいきなり走れるとも思えないですし、
マシンや装備一式を揃えるのも難しい中、同場所にてモトクロスごっことなるものがあります。
初心者を対象に講習をしつつも、マシンや装備一式をレンタルでき丸一日楽しめちゃうというイベントです。
しかも費用も11.550円で済むので、オンロードと比較するとかなりリーズナブルです。
現地に到着。
コースは各ライダーのレベルに合わせて沢山あります。
現地で知ったのですが、全日本レベルが走るくらいの規模みたいですよ。
ちなみにオフ車は前職の際に少し乗るだけならあったのですが、本格的なコースを走るのは初めてです。
受付が済み、会が始まりました。
講師陣の方々。
左の方は、ウエストポイントの社長で元全日本のチャンピオンだそうです。
このイベントは、全くバイクに乗ったことのない初心者と経験者の2グループに分かれます。
ですが、最初のミーティングでは全員バイクの操作方法を強制受講。
30〜40分程説明があり、その後は各マシンに移動します。
自分は経験者グループへ参加。
中央にあるバイクのCR80が今日の相棒。
ついでに写真の人物が自分です。
このとき思ったのは、他の参加者で上半身のプロテクターを身に付ける人が少ない事でしょうか。
レンタルで借りれる訳ですし、上半身のプロテクターは着けておいたほうが間違いないです。
自分自身普段サーキットを走行しているだけに、こういった場所で上半身をトレーナーや長袖シャツだけじゃ無謀そのもの。
コースをぴよぴよ走るだけなら問題ないですが、さすがにこれは付けた方が良いかと・・・
練習が始まると、経験者はコース隅にあるオーバルコースでひたすら左回りをします。
最初は講師の方(経験者グループは社長)は何も指導せず、走行を続けます。
走行して思ったのは、オフは基本的にリーンアウトとしないとバランスが取れません。
ラフにアクセルを開けると後輪が派手にスライドするし、無茶なブレーキをすると直ぐ転倒する模様。
(他の参加者を見る限り)
この後は指導が入り、徐々にブレーキの強さを増していき、効き具合とロックする強さを確認します。
ロックの確認といっても、許されたブレーキ操作はリヤのみ。
リヤブレーキだけで車速をコントロールします。
ここで思ったのは、どうもリアブレーキが踏めない。
「こりゃ、ブレーキペダルの調整不良じゃん」と思って社長に相談。
そしたら「足を上げてつま先で踏むんだよ」と言われました。
「へ?」
最初言ってる意味が分かりませんでしたが、実はオンロードのように土踏まずにステップを乗せたままの状態で
同時にブレーキを踏むのは不可能のようでした。
なんたる不覚!!
てか、そんなの知らんわ。
要約すると、普段は両足をステップにつま先立ちをして、
ブレーキ(シフト操作も)の際はつま先をステップから離してペダルのみ踏むみたいです。
自分の場合は、普段から常に土踏まずの下にステップがある状態で各操作をしていたので、
おっかなビックリで徐々に慣らしていきました。
こんな感じで少しずつ慣れていきます。
で、色々課題を与えられて、数周すると全員集めて感想を聞いていきます。
自分も「ブレーキの加減が難しくて、ロックしそうで怖い」と言ったら、
社長は「怖いと思うのは、コントロール出来るスピード範囲を超えているからそう感じでしまう。」
「自分が遅いと思うスピードで試し、リヤがロックしても大丈夫な状態で徐々に確認していく事!!」だそうです。
確かにその通りですよね。
速く走ることよりも、まず正確に止まれないと意味がないですね。
社長が実際にやり方を披露してくれます。
分かりやすく操作をしてくれるので、非常に理解がし易かったです。
ここで思ったのは、ロードのようにブレーキを終了してからリーンをするのではなく、
リーンをして曲がりつつブレーキをかけるという方法です。
ロードでそんな事したら普通はスリップダウンするのですが、オフは意外と平気そうです。
(全てにおいて同手法とは言えませんが)
その後は同コースでパイロンを置き、8の字やちょっとしたコースを作り周回します。
そうしたら転倒者が続出!!自分は大丈夫でしたが、一体皆に何が!?
(他の経験者グループの方は2回目以上の参加のようでしたが・・・)
で、またなれた頃には、Aコース脇にある土手へ移動して先程と同様のコースにプラスして、
緩やかな下りと上りが追加されました。
ここで気が付いたのは、リーンして曲がる際は曲がる方とは反対のつま先でステップを踏みつつ、
膝辺りでタンクをしっかり押さえつけると車体が安定することを発見しました。
これはロードでも同じようなことが言えますが、更には上半身がリーンアウトでないとバランスが取りにくいというのも知りました。
他にもリヤが滑りやすい時は上半身を後ろに傾ける。
(よく街中でビッグスクーターの人がラッコみたく仰け反ってる様に)
リヤがグリップしている、もしくは加速していきたい時はフロント側に上半身を傾けるようです。
ロードのようにお尻を前後にずらして体重移動をせず、オフはお尻はシートの前側に固定して上半身で荷重をコントロールする模様。
いやはや、勉強になります。
と、言いつつ意識していないと↑の様にお尻をイン側にずらしてます・・・
午前中は約1時間少々走行し、お昼休みとなりました。
午後になると、Bコース奥にある超初心者コースで、フリー走行のちびッコと同イベントの初心者グループとひたすら混走になります。
自分もオフに慣れてきたので、気分良く走行するもちびッコが怖いです・・・
ちびッコと言えども速い小学生ではなく、幼稚園児位のお子様たちです。
大分気を使う必要があり、なるべくビックリさせないように大外から抜かしにかかったら、わだちにタイヤを取られて転倒.・・・
なんて情けない初転倒となりました!!
ひとまずこのコースではストイックな練習をすると浮きます。
一旦コース外に集合し、社長が初心者に色々アドバイスをして走り出したら、
自分らは向かいにある、今より少し広くて小さな傾斜のあるコースで走行していいよと言ってもらえました。
コース内を見ると、自走のナンバー付きの人が走ってました。
その中に混じり、練習。
意外と自走の人に付いて行く事ができ、嬉しく思いました。
もうこの時には大分慣れてきましたね。
ただコースで気持ちよく走るも、傾斜でジャンプして失敗するイメージが付きまといます。
こればっかりは、勢いで飛んでも失敗して派手に転び、病院に運ばれるのが目に見えているのでとりあえず辞めときます。
平坦なコース重視で走行していると社長が呼んでます。
聞いてみると「ギア操作にメリハリがないよ」と言われました。
短いコースだから2速固定で走行してましたが、そんなことせず1速を使えとのこと。
うーむ、気をつけます。
最後はAコースに移り、初心者枠で混走となります。
ただここでも小さなお子様達が大勢いるのでかなり気を使いました。
またもや大外から抜かそうとするも、またわだちにタイヤを取られて転倒・・・
再度コースインしていくも、また同じ場所で転倒・・・
なんて自分は学習能力が無いんでしょうか!!
で、そのちびッコ達ですが、
先の見えない傾斜を登りきったら、目の前に居たりしてビックリしましたよ。
ちびッコの人数もかなり多いので、クリアは絶対に取れないことが判明。
安全のためにも、先の見える傾斜でジャンプの練習をすることに切り替えました。
なんの知識も無い状態で望みましたが、色々孤軍奮闘。
アクセル開度が少なければ登れないし、開度が大きすぎるとバイクから投げ出されます。
(実際にイベント参加の女性がアクセルを開けすぎて、丘から下に転げ落ちてました・・・)
適度なアクセル開度で進入しても、自分でジャンプのきっかけを作らないと何も起きません。
登りきった際にハンドルを手前に軽く引きつつ、同時に抜重をしてあげれば浮きます。
ただ、着地はリヤからでないと転倒の危険性が大きいので注意が必要です。
(自分もフロントから落ちて、すっ飛びそうになりました!!)
写真は色々頑張って試している所です。
浮いた瞬間は心臓が縮みますw
と、以上でモトクロスごっこは終了となります。
バイクに乗れる時間はトータルで3時間はあるので、満足は出来ます。
ただ、内容があくまで初歩的なことなので、本気で参加する方には向かないような気がします。
(モトクロス「ごっこ」だからしょうがないでしょうが・・・)
ですが、自分のように一切オフロード走行をしたことが無ければ、参加する価値はあります。
「じゃあ、2回目の参加は?」と聞かれれば、自分は参加はしないでしょう。
あくまでこのイベントはオフロードへの道しるべであり、次回はフリー走行の方が自分のスキルアップにも繋がります。
(気軽に乗り続けるなら楽しくて丁度いいと思いますよ!!)
最後に全体で思ったこと。
客層が性別年齢に関係なく、満遍なく居ます。
手や顔を洗うのに、自前で2リットルのペットボトルに水を持ってきた方が良いです。
同じように石鹸やタオルも必需品です。
トイレが汚い・・・ 水が流れないし紙が無いです。
(これにはガッカリ)
パドックには大きな石段が多いので注意。
(自分のセレナのフレームをぶつけました・・・)
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